『経済思想 第8巻 :20世紀の経済学の諸潮流』
編集責任・橋本努
日本経済評論社2006年
目次
第8巻序文 i
第一章 T・B・ヴェブレン――経済学の脱構築と進化論―― ……………高哲男 1
1 研究史
2 伝記
3 進化論的経済学の方法と展開
4 結び
第2章 M・カレツキ――現代政治経済学の源流―― ……………鍋島直樹 53
1 カレツキ研究の現在
2 カレツキの生涯
3 現代経済学とカレツキ
4 「一般理論」の独立の発見
5 価格と分配の独占度理論
6 利潤と国民所得の決定
7 投資と景気循環
8 完全雇用の政治経済学
9 カレツキ経済学の可能性
第3章 P・A・サミュエルソン ……………荒川章義 107
1 伝記
2 研究史
3 仕事
第4章 J・K・ガルブレイス――飽くなき通念への批判者―― ……………中村達也 157
1 研究史をめぐって
2 ガルブレイスの生涯
3 ガルブレイスの経済学
第5章 M・フリードマン――形而上学から実証的政策科学へ―― ……………江頭進 201
1 はじめに
2 生涯
3 実証主義
4 恒常所得仮説
5 自然失業率仮説と長期フィリップス曲線
6 マネタリズム
7 自由主義論
8 おわりに
第6章 F・A・v・ハイエク――人間像の考察―― ……………橋本努 249
1 はじめに
2 研究者に至るまで
3 経済学
4 政治
5 晩年
第7章 K・ポランニー――社会の現実・二重運動・人間の自由―― ……………若森みどり 309
1 研究史概観
2 生涯
3 ポランニーの思想的核心――社会の現実と人間の自由――
4 市場社会崩壊の起源と経済的自由主義―― 一九世紀的意識の誕生――
5 結びにかえて